退職経験が2回の私が退職を決めてから、退職までの期間の過ごし方を紹介します。
退職が決まってからどう過ごすか悩んでいる人に向けて、悩まずに退職日を迎える方法を紹介します。
退職するのが気まずいと感じる理由
気まずいと思う理由は大きく2つです。
この2つに対処すれば気まずいと思わずに退職可能です。
- 罪悪感
- 退職について聞かれたくない
1つ目は退職することに罪悪感を感じているから。
2つ目は退職について聞かれたくないから。
気まずいと思う理由と対策について、もう少し深く説明していきます。
退職に罪悪感を感じる理由と対策
退職に罪悪感を感じるのは、会社で働き続けることが当たり前と思い込んでいるからです。
会社で働き続けることが当たり前と考えるのは、古い常識です。
古い常識にとらわれずに、転職を選ぶことは間違いではありません。
罪悪感を感じる理由を深堀りすると3つに分かれます。
- 退職=裏切り(と思う)
- 辞めることで職場に迷惑を掛ける(と思う)
- 教育してもらった時間がムダになる(と思う)
この3つの罪悪感を感じる理由と対策について紹介しましょう。
退職=裏切りと思う理由と対策
退職は裏切り行為ではありません。
しかし、退職を目の前にすると『職場を裏切るようで罪悪感を感じる』と思っていませんか?
- 理由:『当たり前の慣習』から外れた行動と感じる為
- 対策:自分為に退職を選んだことに自信を持ち、職場への感謝の気持ちを表す
会社員として働いていると、定年まで働き続けるのが当たり前と言う慣習があります。
退職することは『当たり前の慣習』から外れた行動と感じてしまいます。
しかし『当たり前の慣習』は昔ながらの価値観であり、あなた自身の価値観では無いです。
あなたの価値観に従って退職を選んだなら『当たり前の慣習』に罪悪感を感じることは無いはずです。
退職が決まったことで、職場のメンバーの悪口を言うことは『裏切り』になるので絶対辞めてください。
『今までお世話になりました』と感謝の気持ちを持っていれば『裏切り』には該当しません。
退職を伝えてから職場の態度が豹変したと感じる場合
職場の態度が豹変し、距離を感じるように思っても退職までの期限付きなので悩む必要はありません。
あなたが対処しなくても、時間が必ず解決してくれます。
人間関係が気まずいと感じるのは、転職先で慣れるまでも同じです。
退職時に人間関係で気まずい思いをするのに慣れておくことで、転職してからが楽になります。
『今こそ対人スキルを身に付けるチャンス!』と思い、前向きに退職まで過ごしましょう。
辞める会社なので、人間関係が上手くいかなくても退職をすればどうでもいいと思えるようになります。
辞めることで職場に迷惑を掛けると思う理由と対策
自分が退職することで職場のメンバーへの負担が増えて迷惑を掛けると思いがちですが、完全な思い込みです。
私自信も2回退職しており、『退職=迷惑を掛ける』と思いました。
しかし、退職すれば残された人達で仕事はまわります。
- 理由:思い込み
- 対策:思い込みと言う事実を理解する
もちろん、優秀な人材が退職することのダメージはあります。
しかし、欠員を補う為に後輩たちが飛躍的に成長し、職場のボトムアップに繋がることもあり得ます。
退職することで迷惑を掛けるとは思い込みと言う事実を理解すれば、罪悪感を感じる必要はありません。
教育してもらった時間がムダになると思う理由と対策
実際に『せっかく今まで教育したのに。。』と思う上司もいます。
しかし、教育も仕事の一環なので、教育を恩着せがましく思うことは間違いです。
- 理由:教育と仕事を切り離して考えている為
- 対策:教育も業務の一環と言う事実を理解する
教育については、どうしても気がかりと思う人は、退職前に自分と同等の仕事が出来る人を育成していれば罪悪感を感じる必要はありません。
あなたの価値観に従って退職を選んだなら不要に罪悪感を感じることは無いはずです。
退職について聞かれたくない理由と対策
退職について聞かれたくないのは、職場で目立った存在になりたくないからではないでしょうか。
退職はデリケートな問題です。
退職時のあいさつを除いてオープンな場所で話をするのは避けたいですね。
- 退職についてオープンな場所で話して目立つことを避けたい
対策としては、退職について聞かれた時にかわす方法を知っておくことです。
実際に私が使っていた対処法を紹介します。
- 『後で個別で教えます』と言ってその場をやり過ごす
退職はデリケートな問題ですが、周囲に人が居ることも気にせずに退職について質問してくる人もいます。
周囲に人が居る状況ならば『後で個別で教えます』と言ってその場をやり過ごすのが一番です。
上司に退職を認めて貰えたのであれば、周囲の人間には退職について必要以上に話すことはトラブルの元です。
出来るだけ退職についての話はさけましょう。
それでも相手から退職について質問された場合は『後で時間がある時に個別でお話します』とその場をやり過ごしましょう。
退職日までやるべきこと
退職日までやるべきことは多くありますが、大きくは4つです。
- 業務の引継ぎ
- 退職のあいさつ
- 有休消化
- 事務手続き
この4つについて詳しく紹介していきます。
最後まで責任を果たす為の引継ぎ
退職したら終わりではなく、最後まで仕事に責任を持って下さい。
職場に残されたメンバーが困らないように引継ぎをしましょう。
引継ぎがなかったとしても、会社組織は全く仕事が回らないと言うことはありません。
引継ぎに不備があっても、残された人達で解決できます。
退職するからもう関係無いと思わずに、しっかり引継ぎを行ってください。
退職のあいさつ回り
お世話になった人へ退職のあいさつをして下さい。
仕事を辞めたことでもプライベートな付き合いがあるかもしれません。
私も退職した会社の人と、プライベートで遭遇することがあります。
長い人生でどのような付き合いが発生するかわかりません。
再開した時に気まずくならないように、礼儀正しくあいさつしましょう。
自分の為の有休消化
有休消化してリフレッシュして次の転職先で働けるようにしましょう。
有休消化中はだらだら過ごすのではなく、本を読んだり、次の職場で活きる時間の使い方をして下さい。
私は1ヵ月間の有休消化をしましたが、毎日規則正しく生活していたおかげで、転職先へ入社時も生活リズムを安定させることが出来ました。
退職の事務手続き
退職時にはの事務手続きが必要になります。
職場から退職の手続きについて説明があると思いますが下記の手続きが必要になります。
- 有給消化申請
- 退職届の提出
- 機密情報保持契約
- 退職金振り込み口座指定
ブラック企業の退職日までの過ごし方【事例①】
私がブラック企業を退職した事例を紹介します。
ブラック企業を退職するまでの経緯は以下になります。
- 社員30人規模のブラック企業
- 200時間以上に及ぶ時間外労働が退職原因
- 退職前に転職先は内定
- 退職の意志を伝えてから2ヵ月後に退職
- 上司に退職願を提出したが突き返される
- 社長に退職を直談判
- 退職願を提出したのは退職2日前
- 円満退職ではなかった
転職先が決まったので『2ヶ月後に退職したい』と上司に伝えました。
上司から『退職の件はわかったが、退職願は形式的なものだからいらない』と言われて退職願を突き返されてしまいました。
退職届を突き返されてから退職までどのような行動したか?
退職日2週間前になっても音沙汰がなく『このまま退職できるのか?』と不安が大きくなりました。
上司が退職を揉み消そうとしていると気が付き、社長へ直談判しに行きました。
社長に退職の意志を伝えてから退職までの2週間は、壮絶な引き止めの毎日でした。
『ここを我慢しなければ一生ブラック企業から逃げられない』と思っていたので、引き止めには全く応じませんでした。
ブラック企業では退職日まで耐えるしかなかった
何度か気持ちが負けそうになりましたが、退職するためには耐えるしかありませんでした。
退職2日前に社長から了承が貰えたので、退職願を提出することが出来ました。
ブラック企業を退職するのは本当に大変だと言うことを理解して頂けたと思います。
ブラック企業は円満退職が難しく、退職を認めて貰うまで時間と労力が莫大に必要です。
まともに話し合いをして辞めるなんて不可能だと言う職場は珍しくありません。
ブラック企業を苦労しないで退職する方法
ブラック企業を辞めたいけど、会社と争いになるのを避けたい人は退職代行を検討するべきです。
私は退職時に『ボーナス返却するから退職させて下さい』と言いましたが、退職代行のガーディアンを使えば3万円で退職することが出来ます。
退職に無駄な時間と労力を使うくらいなら3万円を払ってスパっと辞めるべきです。
退職代行ガーディアンの使い方を紹介【退職までLINEも電話も無制限サポートしてくれます】
円満退職する為の退職日までの過ごし方【事例②】
私の2度目に退職した事例を紹介します。
円満退職するまでの経緯は以下になります。
- 社員200人規模の自動車部品メーカー
- 大手企業の子会社で設立10年
- 退職前に転職先は内定
- 退職の意志を伝えてから2ヵ月後に退職
- 退職願は会社所定のフォーマットで提出
- 有休消化してからの退職
- 円満退職することが出来た
上司に退職の意志を伝えてから2ヶ月後に円満退職することが出来ました。
どうして円満退職が出来たかと言うと、職場内の意見を尊重する環境があったからです。
円満退職が出来るかどうかは、職場環境と人間関係がとても重要です。
円満退職出来る職場では退職日までツラく思うことはありませんでした
私が働いていた職場は、辞めるのが勿体ないと思うほどの恵まれた環境で仕事が出来ていました。
しかし、やりたい仕事の為に転職を決意したので上司に退職の意志を伝えました。
引き止めはありましたが、上司は私の意志を尊重してくれました。
退職願は会社所定のフォーマットありました。
人事部からフォーマットを受け取り、記入して人事部へ提出しました。
円満退職出来るかどうかは職場の雰囲気で決まる
日頃から職場内の信頼関係が出来ていて、人の意見が尊重できる上司が居る職場は円満退職が可能です。
しかし、ブラック企業では真逆の職場環境の為、円満退職が難しいです。
円満退職が出来るかどうかは、退職前の職場環境で決まっています。
自分が円満退職が出来ないと判断したら退職代行を検討するべきです。
退職に無駄な時間と労力を使うくらいなら3万円を払ってスパっと辞めるべきです。
退職代行ガーディアンの使い方を紹介【退職までLINEも電話も無制限サポートしてくれます】
退職日までの気まずいと思っても今の職場で学べることを最大限に吸収する
退職が目前でも職場で学べることは沢山あります。
退職前だからこそ、今の職場での学べるチャンスはあとわずかです。
辞めるから仕事を適当にするようでは残された時間が勿体ないです。
辞めるからこそこれまで以上に仕事に取組み、新たな学びを発見する気持ちで仕事をましょう。
今の職場の手順書、マニュアルを改めて目を通すと学びがあります。
少しでも多くを吸収して、次の職場で活かせるようにと思えば、仕事はつらくないはずです。
私は2度の退職をそうして乗り越えました。
実際に辞める間際に本気になって仕事に取り組んだスキルは活かせてます。
退職前に本気でスキルを身に付けよう
例えば気まずい人間関係で仕事をすることについては、転職してすぐに活かせます。
転職して人間関係が構築出来るまではとても気まずいです。
退職前だからこそ、今の職場での学べるチャンスを最大限に活かしましょう。
退職の意志を伝えた上で仕事をするのが難しい場合は退職代行を使うべき
気まずいのがどうしても我慢できなかったら、退職代行サービスを利用するべきです。
転職先が内定していて、今の職場で学ぶことは何もない人は退職代行サービスを使った方がメリットは大きいです。
退職代行を利用すれば、有休消化についても会社と交渉してくれます。
転職前にゆっくり休むことも重要だと思います。
私は1度目の退職では有休消化しませんでしたが、2度目の退職では円満退職が出来たので有休消化も出来ました。