働き方改革が4月より始まっています。
あなたの回りで何か実感はありますか?
『今の職場が辛い。4月から働き方改革に期待していたけど何も変わらない』
『働き方改革で残業時間が削減されると思ったのに何も変わらない』
そう思っている方のほうが多いのではないでしょうか?
国は制度は変えられますが、あなたの働き方を変える力は持っていません。
『いつか変わるはず。誰かが変えてくれるはず』
そう思っている人もいるでしょう。
残念ですが、変わりません。
あなたの働き方を変えるのはあなた自身だからです。
自分で変えろって言ってもそんなに簡単じゃないと言う反対意見もあるでしょう。
簡単なことではないです。難しいことです。
しかし、簡単なことばかり続けている人生に成長はあるのでしょうか?
難しいことに挑戦するから成長出来るのではないでしょうか?
今回は自分の働き方改革を起こす方法を紹介します。
もちろん私が実践済みですので、理想論ではありません。経験談です。
そもそも働き方改革とはどういうものを指すのでしょうか?
「働き方改革」は、この課題の解決のため、働く方の置かれた個々の事情に応じ、多様な働き方を選択できる社会を実現し、働く方一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすることを目指しています。
出典:厚労省
働き方改革とは、残業時間や、有給取得に関して会社側に規制をかけて従業員が働きやすい職場づくりをすることを目的とした法改正の呼び名です。
過労死や、離職問題が多発していることに対しての国からの防止策のようなものです。
しかし、本当にこの法改正でよくなるのでしょうか?法改正だけではよくなりません。
『自分の仕事は自分で良くして行くんだ』と言う思いが無ければ働き方は変わりません。
制度が変わっても、働いている人が変わらなければ働き方は変わりません。
働いている自分を変えるのは他でも無い自分自身です。
自分の働き方改革は自分でしか成し得ないのです。
働き方を変える方法は自ら変化の渦を起こす
今の働き方に不満が有る方はチャンスです。ピンチはチャンスなのです。
不満を持つことが行動のエネルギー源です。
最初はネガティブな気持ちから始まっても、振り子の法則でマイナスエネルギーはプラスエネルギーにも成り得るのです。
エネルギーがあるうちに行動に移しましょう。
まず何をするべきかというと、早く仕事を終わらせることを心がけましょう。
自由な時間を増やす必要があります。
ここで重要になってくるのが、自分のペースで仕事が出来るひとと、会社のペースで仕事をしている人がいることです。
仕事の進め方が違うと、行動の仕方も変わってきます。
自分のペースで仕事をしている人と言うのは、オフィス勤務の方で、残業、休日出勤が多いという人は、他人の力を借りることが一番時短に繋がります。
人に仕事を頼むことを良く思わない人も居ますが、自分でやるべき仕事を他人にやってもらえば管理能力が身に付きます。
やれる仕事が増えていくと、必ず人に仕事をお願いする機会があります。
自分一人だけの力で仕事をこなしてきた人は、出世したときに人に仕事を頼めません。
仕事の量だけが増えて潰れてしまう人も居るので、他人の力で仕事をすることに慣れておきましょう。
会社のペースで仕事をしている人
- 工場作業員
- 配達員
- サービス業
- 飲食店 など
自分の都合で仕事が終わらない人は、遅刻、早退、欠勤のどれかを突発的にやってみてください。
自分の仕事について考える良い機会にもなりますし、自分が居ないときに職場のメンバーがどう動いてくれるかを知ることで効率化のヒントが見えてきます。
職場の効率を良くし、生産性を上げるには、無理を押し付けることで効果が出ます。
危機感を持って取り組むと、『火事場のバカヂカラ』のような普段出せないパワーを発揮します。
今まで誰も出来なかったことも、誰かがやって見せると全員が出来るようになることも珍しくありません。
荒療治ですが、目の前の仕事をこなしていると、自由な時間がない人は是非やってみてください。
私は以前の職場で両方やりました。
職場のスケジュールを作成して仕事を割り振りしましたし、突発的に休んで職場のメンバーに負荷をかけました。
継続は出来ませんでしたが、自由な時間をつくることには成功しました。
自由な時間でまわりを巻き込んで変化を起こす
忙しい時に『改革だ!』と言っても『忙しいのにこれ以上何をやらせる気だ?』と反感を買います。
仕事が落ち着いている時が変革のチャンスです。
『私は働き方改革をしようと思っています。賛同して欲しい』と伝えてください。
あなたが思う不満は、職場の不満です。賛同してくれるはずです。
まずは変えようとしていることをメンバーで共有してください。
思いが共有出来れば、何をすべきかは自ずと見えてきます。
そして、どんなに小さいことでも良いので行動してみてください。
小さな一歩が大きな一歩に繋がります。
私は今の職場で残業を減らしてメンバーのやる気アップに成功させました。
残業が当たり前、休日出勤が当たり前の職場なので誰も文句を言う人は居ませんでした。
しかし、実際は不満に思わない人は居ないのです。
私がメンバーに問題提起したところ、全員で思いを共有することが出来ました。
定時退社日を1週間で1回以上つくることに成功しました。
実際にやってみた感想としては、1週間に1度の定時退社日もつくれない職場に明るい未来は無いです。
体調不良で欠員はどんな職場でもありますが、定時退社日もつくれない職場で欠員が出たら対応できるのでしょうか?
日頃から職場全体で業務を協力する体制をつくる為にも、定時退社日をつくることはとても重要な意味を成すことが出来ました。
残業したくないなら強い意志が必要
精神論になってしまいますが、残業をしたくないと思うなら仕事が終わらなくても帰るべきです。
仕事が終わったら帰る何て言っているから帰れないのです。
仕事が終わらないまま帰っているのは問題です。
しかし、個人の問題ではなく会社の問題です。
個人が苦労して、時間とストレスを削って解決させるのではなく、会社のマネジメントをどうにかしないとずっと同じことの繰り返しです。
誰かが犠牲になるのではなく、会社として問題意識を持って取り組まなければ残業なんて減りません。
だからこそ、残業を辞めたいと思うなら潔く帰りましょう!
今の職場で働き方改革出来ないなら職場を変える
『もっと理想の働き方があるのに今の職場では実現が不可能です』
そう思っているのであれば、思い切って転職しましょう。
転職すれば、100%働き方は変わります。
理想の働き方が出来るかどうかは、実際に転職してみないとわからないと言う事実があります。
しかし、今のままで働き方改革を起こせる可能性が皆無と言う方は、理想の働き方が出来る可能性のある転職と言う道を選ぶべきです。
仮に転職後の職場で不満があったとしても、自分の力で変えていきましょう。
転職するほどのエネルギーを持っていれば、そのままの勢いで働き方改革を継続してください。
私自身も、転職を経験していますが、ブラック企業を辞めて転職した先はダークグレー企業でした。(ちょっとブラックなところもある会社と言う意味です)
最初のうちは前よりも良くなったと満足していましたが、段々もっと良く出来ないかと思うようになります。
転職したばかりのときは80時間残業が当たり前でしたが、今では45時間が限度です。
週に1度は定時退社日もあるのでかなり働きやすくなっています。
労働時間が減れば働きやすい職場になるのか?
実はここが本題です。
今まで労働時間についてのみ紹介しましたが、労働時間だけが短くなっても働き方は良くなりません。
労働時間が短くなったことにより、モチベーションアップ、仕事の効率化が出来て初めて働き方が良くなったといえます。
逆に言えば、労働時間が短くならなくても『仕事が楽しい!』と思えれば良いのです。
楽しい仕事、やりがいのある仕事をする為には何が一番重要でしょうか?
自分のやりたいことと、仕事として求められていることが一致することです。
今の仕事はやりたくてやっているわけでは無いと言う方は、自分の仕事が世の中にどれだけの価値を与えているか考えてみてください。仕事の価値に気付くと、今の仕事=やりたい仕事になります。
私は自動車部品を作っている会社で働いているのですが、車に乗る人に価値を与える仕事をしています。
車があることで、恋人や家族と出かけたり、遊びに行くことが出来ます。
世の中の人に楽しい時間を与えることが出来ているのです。
仕事の価値とはモノの価値ではありません。コトの価値に繋がっているのです。
コトの価値について考えると、世の中の仕事のほとんどが人を幸せにしているのです。
人を幸せにしてお金をもらえるなんてものすごく社会貢献をしていると思いませんか?
仕事の価値に気付くことが出来れば間違いなくあなたの働き方は変わります。
働き方改革を本当に起こすために理解しておくべきポイント
- 日本人のほとんどが今の働き方を変えたいと思いつつ行動できていない
- 人任せでは働き方は変えられない
- 自分が変化の渦中に立つ
- 自分の力で変えられないければ、転職すれば必ず変わります
- 働き方を変えるには労働時間短縮が本質ではない
- 働き方を変えるには仕事の価値を理解する
皆様の働き方が今よりもよくなることを願っています。
自分の力でやれるだけのことをやっても全く環境が変わらない人へ
人は周囲の人を巻き込んで行くことで、無理難題も乗り越えることができます。
しかし、周りを巻き込むことが出来ない環境で働いている人が多くいるのも事実です。
そのような環境では、自分が頑張って職場環境を良くしようとしても、どんどん自分が苦しくなってしまうことがあります。
苦しい状況を耐え忍んで働くことも、成長につながる経験なのですが、本当に苦しんでいる人にはそうも言っていられません。
苦しいときは逃げることも重要です。
私も過去にブラック企業で働いていたときに、当たり前になっていた長時間残業、サービス残業を無くしたいと思い、奮起していました。
しかし、実を結ぶことが出来ず最終的に転職という選択をしました。
このような経験をしているからこそ、何でもかんでも自分の力で変えられるとは思っていません。
変えられることもあるのだから、一度は行動を起こし、ダメなら諦めると言うのが正解なのではないでしょうか?
諦めるタイミングは難しいですが、転職という形で新たなスタートを切るとき人に参考までに私が使用していた転職サービスを下記で紹介しています。