即日退職方法 A君の事例
- 工業高校卒の新入社員として入社して3年経過
- もう少しで一人前と呼べるくらいのタイミングでの退社
- 周りからも信頼されるような存在になってきた
- 熱心に後輩指導もしていた
- 会社を辞める素振りは感じられなかった
A君の退職には職場の全員がおどろきました。
大手半導体メーカーへの転職が決まっており、計画的に転職活動をしていたようでした。
退職理由は、作業環境が悪いことが原因でした。
しかし話を聞いてみると、他にも待遇にも不満を持っていたようです。
- 作業環境が悪い
- 工場勤務の健康被害を懸念
- 仕事内容に対して給料が見合っていないと感じた
- 休日出勤や残業などの時間外労働が多い
仕事の内容、人間関係には満足していたようです。
しかし、作業環境の悪い工場で今後も仕事を続けていくのは難しいと判断したようです。
具体的には工場内の粉塵による汚れ、健康被害を気にしていました。
確かに粉塵が大量に舞っている中での作業が多いのです。
しかし、保護具の着用がルールとなっているので、実際は体調に影響しないようになっています。
汚れに関しては保護具を着用すれば、ある程度は軽減されます。
作業環境以外にも、待遇についても不満を持っていたそうです。
仕事内容がキツイ割には給料が多いわけでもなく、休日出勤も多い職場でした。
退職願いを出したタイミング A君の事例
3月の2週目に上司へ退職願いを提出し、『転職先が決まったので今月で辞めます』と伝えました。
次の日からは、早くも有給消化に入りました。
上司は特に引き止める事も無く退職願いを受理しました。
有給消化を含めると、3月末で退職です。
しかし、退職願いを提出した日から会社に来なくなったので、事実上は即日退職になります。
即日退職したことによる職場の影響 A君の事例
もうすでに4月の予定が組まれた後でしたので、仕事の予定を組み直す必要がありました。
しかし大きな影響は有りませんでした。
欠員による他部署への応援要請も有りませんでした。
もちろん今まで担当してもらった業務を行う人間が居なくなったので、周りの人間が補うのに大変だったと思います。
それでも、業務が滞るほどの影響は出ていないようでした。
係で4名しか人数がいないのですが、会社の業務としては影響が出ないと言うのは正直驚きました。
4月から新入社員が配属されて、新人教育にも時間が割かれてしまう中で通常通り仕事をこなしていたのには本当に脱帽の思いでした。
即日退職方法 Bさんの事例
- 中途採用で入社6年目の40代の男性
- 歴史の浅い会社なので、係内ではベテランの地位
- 家庭をもっており、辞める素振りはなかった
- 部署内の指導職として管理業務も行っていた
- 今まで会社の不満も言うようなタイプではなかった
真面目なBさんだっただけに、即日退職と言う方法で突然会社を辞めて行ったことは正直驚きました。
転職先が決まっており、自動車部品メーカーに転職するようでした。
Bさんの辞めた理由は、定年までに同じ仕事をするのは体力的に難しいと感じたそうでした。
- 定年まで続けるのが体力的に厳しい
- 仕事内容に対して給料が見合っていないと感じた
- 休日出勤や残業などの時間外労働が多い
体力的にキツイと言うのも理由の一つですが、やはり会社の待遇に不満を持っていたようです。
会社に不満を持っていて、今よりも良い条件に転職するというのは誰にでもあり得ることだと思います。
退職願いを出したタイミング Bさんの事例
7月の2週目に突然退職願いを提出しました。
一人目同様に有給消化をするために退職願いを提出した日から会社に来なくなりました。
会社側からの引き止めも特に無いようでした。
Bさんも退職願いを提出した日で事実上の即日退職と言う形で会社を辞めでいきました。
即日退職したことによる職場の影響 Bさんの事例
一人目と同様で困ることはありますが、居なくなったことによる影響はほぼありませんでした。
しかし、ベテラン社員と言うことで、部品や工具などの管理業務を行っていた為、部品や工具が何処にあるのかわからず探す手間が増えていました。
しかし、会社の組織と言うものは簡単には崩れないようになっているのだと本当に関心させられます。