この記事では退職時に上司との面談で聞かれる内容と答え方の事例について紹介しています。
これから上司に退職の意志を伝える人に向けて、有益な実体験をお教えします。
目次
- 退職時は上司と面談して退職の意思を確認されます
- 1.【解答例と注意点】退職したい理由はなぜか?
- 2.【解答例と注意点】どんな条件が満たされれば退職しないのか?
- 3.【解答例と注意点】どうやったら退職を考え直してくれるのか?
- 4.【解答例と注意点】いつから退職を考えたのか?
- 5.【解答例と注意点】転職先は決まっているのか?
- 6.【解答例と注意点】いつ面接を受けに行ったのか?
- 7.【解答例と注意点】いつ頃から転職活動をしたのか?
- 8.【解答例と注意点】家族は転職に賛成しているのか?
- 9.【解答例と注意点】大企業を辞めることはもったいないと思わないのか?
- 10.【解答例と注意点】ほかの人に退職のことは相談したのか?
- 11.【解答例と注意点】転職先を見つける前になぜ相談してくれなかったのか?
- 12.【解答例と注意点】退職日をいつにするか?
- 上司との面談を乗り切れば退職出来たと言っても過言ではありません
- どうしても上司との面談をしたくない人の対処法
- まとめ
退職時は上司と面談して退職の意思を確認されます
上司に退職したいと伝えると、上司と退職の意思確認の面談することになります。
上司に退職することを伝えることに不安を持っている人は下記の記事も参考にしてみてください。
会社を辞めたくて悩んでいる人は退職の手順を理解すれば円滑に退職することが出来ます
上司と面談すると聞くと、『引き留めをうまく断れるか?』『質問に対してどう答えるのがよいのだろうか?』と不安になると思います。
しかし、上司との面談ではこれから紹介する12個の質問をされることがほとんどです。
事前に何を聞かれるかを知っておけば、上司との面談も少しだけ気が楽になると思います。
それでは実際に私が上司と面談した際に聞かれたことについて紹介していきます。
回答例と注意点も紹介しているので、是非とも参考にしてみてください。
- 退職したい理由はなぜか?
- どんな条件が満たされれば退職しないのか?
- どうやったら退職を考え直してくれるのか?
- いつから退職を考えたのか?
- 転職先は決まっているのか?
- いつ面接を受けに行ったのか?
- いつ頃から転職活動をしたのか?
- 家族は転職に賛成しているのか?
- 大企業を辞めることはもったいないと思わないのか?
- ほかの人に退職のことは相談したのか?
- 転職先を見つける前になぜ相談してくれなかったのか?
- 退職日をいつにするか?
1.【解答例と注意点】退職したい理由はなぜか?
注意点は上司の権限で改善できる理由はNGです。
NG理由は『退職した理由を改善するから残って欲しい』と言う引き止めに繋がるからです。
私も『やりたい仕事があるので転職します』と上司に伝えましたが、理由としては不十分だと思いました。
『じゃあなぜこの会社に入社したんだ?』と言われて反論できませんでした。。
大企業の場合、人間関係や業務内容、残業時間が退職理由だと伝えると部署異動や待遇改善を打診されることもあります。
部署異動や待遇改善で転職しなくても希望の条件で働くことが出来れば良いのですが、上司が引止め時に提示してくる条件は引止めの口実でしかない場合もあります。
上司は引止めに必死になり、自分の権限を越えた条件を退職者に提示することもあり得ます。
特に部署異動については、引止め時の口約束のみで実行されない可能性もあるので、転職先が決まっているならカウンターオファーは断ることをお勧めします。
2.【解答例と注意点】どんな条件が満たされれば退職しないのか?
注意点は、考え直す余地はないことをしっかり伝えることです。
退職の引止めの為に、退職者に好条件を提示するのがカウンターオファーと呼ばれています。
カウンターオファーは上司が引き止めようとする時に、必ずと言っていいほど持ち掛けてきます。
しかし、上司が引止めの為に提示しているだけでカウンターオファーの実現しないこともあります。
転職先も決まっているのであれば、カウンターオファーがあっても断ることを勧めます。
3.【解答例と注意点】どうやったら退職を考え直してくれるのか?
注意点は、考え直す余地はないことをしっかり伝えることと、引き止めたい上司の立場も考えることです。
転職先も決まているので、どんなに引き止められても気持ちは変わりませんと伝えました。
しかし、上司の立場も考えて、全否定のような言い方をするのはNGです。
上司の感情を逆なですることなく、気持ちが今から変わることはないことを伝えることがコツです。
時間がかかることもありますが、根気強く気持ちが変わらないことを伝えるしかありません。
4.【解答例と注意点】いつから退職を考えたのか?
注意点は退職を考えた時期を半年以上前と回答し、しっかり考えたうえで退職することにしたということも伝えることです。
退職理由が短絡的なものではなく、考えたうえでの結論ということを伝えることが重要です。
職場をマネジメントする上司としては、退職を意識した時期や理由を知ることは、今後の人の流出を抑えるためには必要なことです。
上司のため、職場のために退職の原因になったことがあれば、話しをして対策に努めて貰いましょう。
5.【解答例と注意点】転職先は決まっているのか?
注意点は上司に転職先は教えないことです。
上司に転職先を教えても構いませんが、教えるメリットはありません。
転職先を教えることで『そこに転職するくらいならなら絶対辞めないほうが良い』と引き止められる可能性もあります。
特に、大企業から中小企業に転職すると伝えた場合はかなりの確率でやめたほうが良いと言われます。
引止めの理由にされることもあるので、転職先を教えることは控えておきましょう。
6.【解答例と注意点】いつ面接を受けに行ったのか?
注意点は『2~3か月前から複数社を受けてやっと内定が出ました』と言うようなことを伝えると、妥協して転職先を決めたのではないかと思われる可能性があります。
自分の希望する会社から内定を貰えていること伝える為に、複数社の受けていたとして複数企業に応募したことは伏せておいた方が良いでしょう。
引き留めは正直に伝えれば良いものではありません。
自分がスムーズに退職出来るように、嘘でも引き止めにくい解答をしてください。
嘘と言うと後ろめたい気持ちもありますが、確実に辞めれるようにするためには嘘も方便です。
7.【解答例と注意点】いつ頃から転職活動をしたのか?
注意点は、上司との面談時に相談してくれなかったことについて聞かれた時は謝るしかありません。
人事考課の為の面談が半年に1回あったのですが、面談で相談しなかったことに上司から咎められました。
『仕事を辞めたいと言うのは言いにくかったです』と伝えました。
この質問の目的は、退職者が増えないようにするための防止方法を上司が考える為です。
引き留めには繋がらない質問なので、難しく考える必要はありません。
事実をそのまま伝えも問題ありません。
8.【解答例と注意点】家族は転職に賛成しているのか?
この質問は必ず家族が転職に賛成していると回答してください。
注意点は家族の同意を得られていないことを伝えることです。
この質問の目的は、家族が反対しているなら引き留めの余地があるのではないかと言うとこを上司が探ろうとしています。
家族が反対しているなら説得できると思われないようにしましょう。
9.【解答例と注意点】大企業を辞めることはもったいないと思わないのか?
自分にはやりたいことがあり、転職することでしか成し遂げることが出来ない理由を伝えましょう。
注意点はもったいないと思っていると言うことです。
『転職しなくても、今の会社で実現出来るなら絶対転職しない方が良いよ』と言われると言い返しに苦しくなります。
スキを見せてしまうと、引き止められると思われるので注意しましょう。
10.【解答例と注意点】ほかの人に退職のことは相談したのか?
注意点は相談している人の名前を挙げることです。
相談者がいたといても名前は伏せませしょう。
名前を挙げることで迷惑を掛けることもあるので注意が必要です。
この質問の目的は、職場の人間関係に問題があったのかを確認することです。
職場内で相談が出来る環境の有無を確認しています。
11.【解答例と注意点】転職先を見つける前になぜ相談してくれなかったのか?
注意点は信頼出来る上司じゃないから相談しなかったと思われないようにすることです。
引き止められるのがわかっていて事前に相談する人なんていないのでは無いかと思います。。
12.【解答例と注意点】退職日をいつにするか?
注意点は信頼出来る上司じゃないから相談しなかったと思われないようにすることです。
引き止められるのがわかっていて事前に相談する人なんていないのでは無いかと思います。。
上司との面談を乗り切れば退職出来たと言っても過言ではありません
退職時に一番大変なことは、上司との面談です。
これを乗り気切ってしまえば、退職出来たと言ってもいいでしょう。
上司が退職に合意してくれれば、あとは退職日を迎えるまでにお世話になった人へのお礼と、事務手続きのみです。
スムーズに退職するために、上記の質問対策をして上司との面談に臨んでください。
どうしても上司との面談をしたくない人の対処法
上司が日頃からパワハラしているような職場で働いている人や、退職を妨害しようとするブラック企業が存在していることも事実です。
(私も過去にブラック企業を辞める時は上司を通り越して社長と何度も面談としたことがあります。。)
退職のハードルが異常に高い職場で働いている人は、強い意志を見せつけない限り退職が難しいこともあります。
退職が難しいと判断した人は下記の記事で『退職します!』と伝えてから出社せずに会社を辞める方法を紹介しています。
どうしても上司に退職を伝えることが難しい人は参考にしてみてください。
即日退職は可能です【注意点と即日退職が認められる条件と2つの事例を紹介】
まとめ
この記事では、退職時に上司から聞かれる質問への回答例と注意点を紹介しました。
退職時には上司から退職の意思確認の面談をすることが多いです。
事前準備もせずに上司と面談を迎えると、引き留められたときの返答に困ってしまいます。
私が退職時に聞かれて困った質問と解答例を是非とも参考にしていただければと思います。
こちらの記事で退職の悩みを解決出来なかった人は下記ページの参考にしてください。
退職ロードマップ【ブラック企業で強引な引き留めも退職できる方法を紹介】