退職に対して不安やストレスを感じる人がほとんどだと思います。
ごく稀に当日に『本日付で辞めます』と言う方もいますが、そんな強引なことを行動に実行するのはハードルが高いですよね。
この記事では退職経験2度の私が、退職に対する不安を払拭できるように、退職の手順と注意点を紹介します。
目次
退職の手順を紹介
私の2度の退職経験と知見をまとめました。
この通りの手順を踏めば確実に退職出来ます。
⓪転職先から内定を貰う
あえて「0」にしましたが、私は転職先が決まったうえでの退職でした。
転職先が決まっているので、会社を絶対やめてやると言う強い気持ちを持っていました。
転職先が決まっていないと引き留められた際に「どうしよう。。」と弱気になってしまいがちです。
しかし、転職先が決まっていると、引き留められても強い意志で断ることができます。
転職先の見つける方法は下記の記事で紹介しています。
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①退職の意思を上司に報告
まずは、自分の直属の上司に即日退職したいということを伝えます。
ここが最初のハードルで、一番高いハードルになります。
私は2回とも仕事の帰り際に上司に退職の話を持ちかけました。
伝えやすい時間が自分の職場で特にない場合は、帰り際をオススメします。
帰り際をお勧めするのは、上司と二人で話せるチャンスがあったからです。
退職を持ち出す際は、出来るだけ上司と二人で話すようにしましょう。
上司も同僚が居る場面で退職を持ち出されては慌ててしまい、どう対処していいかわからなくなるかもしれません。
余計なトラブルを防ぐためにも上司と二人になれるタイミングで退職の意志を伝えましょう。
②退職日を決めて有給消化等の退職手続きをする
退職するにあたり、いくつかの手続きが必要になります。
- 有給消化申請
- 退職届の提出
- 機密情報保持契約
- 退職金振り込み口座指定
上記のような手続きは即日退職、円満退職にかかわらず必要な手続きになります。
特に迷いがちな退職届については、会社所定のフォーマットがある場合はどうするかです。
そもそも会社所定のフォーマットがあるかを、退職前に聞くことは難しいと思います。
事前に確認が取れない場合はフォーマットの有無に関係なく、自分で準備しておくことが無難でのす。
③退職日までに備品等を会社へ返却
会社の所有物を使って仕事をしていた人は、退職時に返却する必要があります。
- ロッカーの鍵
- 社員証
- 名刺
- 制服
他にもパソコンや、道工具、文房具などを返却しなければならないこともあります。
返却しなければならないものは、退職時に案内されますので退職日までに返さなければ、買取費用を払わなければならないものもあります。
④会社から必要書類を郵送で受け取る
退職前後に会社から受け取る書類もあります。
- 年金手帳
- 雇用保険費保険者証明証
- 離職票
- 給与所得者移動届出書
納税や年金についての重要な書類は転職後に必要になります。
しっかり返却してもらいましょう。
⑤退職
即日退職といっても、会社から席が無くなるのは有給消化後です。
円満退職であれば最後に挨拶して会社内を回る日ですが、即日退職であれば挨拶周りも不要です。
有休が無い人の即日退職方法
有休が無い人は即日退職が出来ないのか?と思うかもしれません。
有休が無い人は2週間『欠勤』すれば退職可能です。
『欠勤』は有休と違い給料は出ません。
但し、無断欠勤が2週間以上続くと、懲戒解雇になる可能性があります。
懲戒解雇になることは絶対に避けて下さい。
退職までの2週間『欠勤』することをしっかり伝えてください。
退職代行を使う場合は『有休が無いので2週間欠勤します』と伝えれば、会社へ交渉してくれます。
転職=裏切りと言う考えはしないようにしましょう
人によっては、転職すると言うことは今までお世話になった会社、上司へ対する裏切りのように捕らえてしまう方もいますが、そうではありません。
会社を従業員は師弟関係ではなく、契約で結ばれた関係なのです。
だからと言っても、お世話になったことは事実なので、最後まで気持ちよく働けるように特に深く考え込まずに働きましょう。
円満退社とまでは言わないが、最後だからと不平不満を言うのはやめましょう
『会社を辞める前に一言だけ言っておきたいことがある!』と退社前にトラブルを起こす方も稀に居ますが、会社を辞めた後もどこかで上司や、同僚に再会することがあるかもしれません。
買い物中に偶然会ったり、子供の保育園や学校が同じになることもあるかもしれません。そんなときに気まずくならないように最後は『お世話になりました』としっかり挨拶をしましょう。
私自身、今の職場で前の会社の先輩と一緒に仕事をする機会がありました。先輩の結婚式で元上司に会うこともありましたし、花火大会でも違う元上司に会う機会がありました。仕事を辞めても意外と顔を合わせる機会があるので、トラブルを起こさずに辞めれてよかったと痛感します。
残された人が困らないように引継ぎをしっかり行いましょう
部門内で協力して仕事を進めているとしても、どうしても本人しか知り得ない手順や情報と言うものがあります。そういった情報を引き継がずに転職してしまうと、残された人がとても困り、業務が進まなくなることがあります。
最悪の場合ですと、会社を辞めた後に元上司から電話がかかってくることがあるかもしれません。
出来ればそのようなことは避けたいので、しっかり引継ぎを行いましょう。
私が前の職場を辞めた際は、引継ぎをしっかり行ったので辞めた後に仕事の無いようで上司や後輩から電話がかかってくることは有りませんでした。
しかし、後から後輩から聞いた話で、私が辞めたことを知らないお客さんから『タカハシさんお願いします』と電話が何件もかかってきて、毎回事情を説明する必要があったということを聞きました。
この件に関しては会社のイメージダウンを避ける為なのかわかりませんが、お客さんに私が辞めることは伝えるなと言う指示があったので仕方が無いことだと割り切って後輩に対応してもらいました。
更なる引き止めは相手の話を良く聞いてからしっかり断りましょう
優秀な人であればあるほど沢山の人から引止めがあります。上司に話しが通っていたとしても、別の部門の上司や、先輩、後輩から引き止められるでしょう。
あなたの実力が認められているから引き止められるのですから、めんどうと思わずに相手の話をしっかり聞いてください。
聞いたところで、気持ちが変わるわけでは有りませんが相手の気持ちを考え、最後まで話を聞いた上で丁寧に断ってください。
引き止めた相手も、言うだけのことを言っても意思が変わらないのであれば仕方ないと思ってくれるはずです。
転職先を濁す必殺技を教えます
転職先が決まっている人で、どうしても転職先を今の職場の人に言いたくないと言う人は、【○○の子会社】や【○○の関連会社】と言うように会社の実名は出さずに答えるようにしてください。
転職先を聞く本当の理由は、会社名を知りたいのではなくて、転職先の仕事内容や、給料、待遇などを知りたいのです。
会社名をはっきり言わなければ、仕事内容はどうにでもごまかせるので、転職することのメリットを伝えれば会社名をこだわって聞いてくる人はあまりいないはずです。
もし、会社名をこだわってしつこく聞いてくる場合は、実名ではなく関連会社の名前を言いましょう。関連会社の名前であれば、退職後に嘘だとバレても聞き間違いだと思って納得してくれます。
退職までの職場での過ごし方
今の時代は会社を辞めることはもう特殊なことでも何でもありません。いまだに会社を辞めるやつは意思が弱いなどと言う人もいますが、自分と考え方が程遠い人は理解してもらおうとしても無理が有ります。
退職日までは今まで慣れ親しんだ会社も居ずらいかもしれませんが、数日の辛抱です。
ここを持ちこたえれば、自分の望んだ仕事が遅れるのだと前向きな気持ちで仕事に取り組みましょう。
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