『ブラック企業で働いているが、働き方改革で会社は働きやすくなるのだろうか?』
ブラック企業で勤務している方は、働き方改革による変革を期待しているかと思います。
実際に働き方改革でブラック企業はどう変わるのでしょうか?
この記事では、現在ブラック企業で働いている方に働き方改革が何かを説明し、ブラック企業の脱却方法を紹介します。
この記事を読んで頂くことで、脱ブラック企業を目指す第一歩となります。
目次
働き方改革でコンプライアンスが重視されるのか??
会社を経営している方からするとあまり良いニュースではないでしょうし、雇われている従業員からもあまりメリットは感じにくい法律だと思っています。
働き方改革で大きく変わるのが、残業時間の規制が厳しくなりますです。そして、規制を守らなかった企業には罰則が科せられるようになります。そして、高度プロフェッショナル制度と言う残業時間の制限の無い制度も追加されています。
従業員に対して残業を規制する目的があるのでしょうが、残業時間という視点で言えばは、おそらく世の中に対してあまり変化はないと思っています。
私の会社でも、4月から施行されるのにあたり、会社のワークルールの見直しが行われているので私の会社での実例も織り交ぜて紹介していきます。
働き方改革が施行されても残業時間は削減されないのか?
今の段階でも残業規制は存在しています。しかし、その規制を守らずに経営されている会社があるのも事実です。
大手企業に勤めている方でも下請け企業で毎晩遅くまで働き、休日返上で仕事をしている会社があると言う事実は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
実際に今の世の中では、毎日定時で上がって30万円の月給をもらえているサラリーマンも居れば、毎日残業を5時間していても30万円の月給も貰えない社員もいます。
いくら法律が厳しくなっても、守らない企業は絶対存在します。
仮に会社側が残業時間を減らす取り組みに強引に走ったとしても、社員は喜びません。
仕事量は変わらないまま残業時間だけを減らせと言われたら、どうなるでしょう?
休憩時間も仕事をしなければなくなるか、自宅に仕事を持ち帰るか、余計ストレスを抱えることになりながら業務時間内に無理やり終わらせるしかないのです。
私の会社でも残業時間削減、サービス残業をさせない取り組みをしようと言う声が聞こえてきています。
実際に、残業時間は減らす取り組みが行われていますが、現状としては、計画した時間になれば仕事が終わらなくても帰らなければならないと言うものなので、残業時間が減っても、仕事の負荷は変わらないので余計にストレスがたまります。
長時間残業を続ける企業は何故存在するのか?
何故世の中には残業代が支払われない【サービス残業】が蔓延していると思いますか?
会社経営者も恐らく利益が出ていれば社員に還元したいと言う気持ちはあるのでしょうが、還元するだけの利益が出せていないというのが一番の問題です。
下請け企業は大手企業からの仕事を確保する為には厳しい価格競争が余儀なくされます。
行政の工事ですら入札制を導入しているせいで、下請け企業は厳しい価格競争の中で仕事を確保しなければなりません。
超時間残業でも給料が良くないのは何故?
世の中の縮図ですが、大企業が利益を持っていくので、下請け企業は少ない利益で仕事をしなければならないからです。
大手企業は、自分たちがコンプライアンスを遵守して経営する為に、下請けに無理を強います。
下請け企業はある程度の無理強いは聞きます。しかし実際は、大手企業の言うことを聞いていれば、利益は少なくても仕事は確保できると言うブラックな事実があるのです。
下請け企業は大手企業の言うことを聞き続ければ、残業時間は多くなり、従業員も経営が苦しいことをわかっているので告発することは少ないのです。
働き方改革と長時間残業のまとめ
法律が変わっても法律を守らない企業は絶対に存在します。
今でも法律が存在しないわけではありませんが、それでも法外な長時間残業をしている企業があるのですから、長時間残業をなくすためには、大手企業が経営体制を見直さなければならないと思います。
残業時間が多い下請け企業は、完全に大手企業の言い値で仕事をしていることが原因になっています。
働き方改革により、大手企業が自社だけでなく、下請けに対してもコンプライアンスを守って経営できるような発注体制が整うことを期待します。
サービス残業が当たり前になっている職場から転職したいと思っている方はこちらの記事を参考にしてみてください。
コンプライアンスについてはこちらの記事も参考にしてみて下さい。